YouTubeで興味深い動画を発見しました。イギリスBBCのTop Gear(トップ・ギア)という自動車番組です。落雷に対して車の中は本当に安全なのか、レポーターが体を張って実験をしています。百聞は一見にしかず、説明するより見ていただいたほうが良いと思います。
*Top Gear - Richard Hammond struck by lightning in car - BBC(
BBC Worldwideより)
一般的に、落雷時に安全なのは鉄筋コンクリートの丈夫な建物の中、そして車の中と言われています。ただし、車の中といっても窓を開けていたり、金属部分に触れていたりすると状況が変わってくると思います。ワタシがストームチェイス中に最も警戒するのが落雷です。遠雷を除き、基本的に車の中から撮影しています。しかし、撮影中は窓を開けていることが多く、この状態で落雷に遭うとどうなるか、あまり想像したくありません。そこで、高圧線の鉄塔を避雷針に見立て、先端から45度の範囲内に駐車できるスペースから撮影するようにしています。気休めかもしれませんが、避雷針の先端から45度の範囲は落雷から保護されていると言われています。
ストームチェイサーは怖いもの知らずのクレイジーな連中と思われがちですが、怖さを知っている分、二重・三重に安全対策を行います。体を張って撮影しているからこそ、本当の怖さがわかるんです。雷撮影は十分な安全対策をした上で行なってください。
雷撮影は家の中からでも安全と言い切れない。油断大敵。
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