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カテゴリー「データベース」の記事一覧

H25 竜巻注意情報の発表数

平成25年の竜巻注意情報発表数、県別ランキング上位10位までを記したいと思います。補足ですが、平成25年、竜巻注意情報は47都道府県全てで発表されています。

■ 1位 北海道 発表数49回
■ 2位 栃木県 発表数21回
■ 3位 長野県 発表数20回
■ 4位 群馬県、埼玉県、静岡県 発表数19回
■ 5位 茨城県 発表数18回
■ 6位 秋田県、石川県、沖縄県、福井県 発表数16回
■ 7位 東京都、新潟県 発表数15回
■ 8位 千葉県、兵庫県、山梨県 発表数14回
■ 9位 愛知県、鹿児島県、神奈川県 発表数13回
■ 10位 岐阜県、福岡県、三重県 発表数12回

北海道地方、関東甲信地方、東海地方、北陸地方、九州沖縄地方で発表回数が多くなっています。北海道が49回でずば抜けて多くなっていますが、北海道は複数の地方別に情報が発表されるため、通番で集計すると他の都府県より回数が多くなります。参考資料、気象庁・平成25年(2013年)竜巻注意情報の発表状況。

*竜巻注意情報の的中率、平成20年/9%、平成21年/5%、平成22年/5%、平成23年/1%、平成24年/6%、的中率は5~10%程度。アメダスの観測で瞬間風速 20m/s 以上を観測した事例も含めると、適中率は20~30%程度。参考資料、気象庁・これまでの竜巻注意情報の精度について。



竜巻注意情報発表時の防災行政無線(13/7/7・茨城県)。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

ガストフロント

2013年に発表された竜巻注意情報は606回。↑写真は2013年8月11日、栃木県真岡市で撮影したガストフロント、約15km先の栃木県芳賀郡市貝町で突風発生(F0)。竜巻注意情報あり、有効期間内、竜巻ナウキャスト確度2。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

*関連記事「竜巻注意情報の的中率」 http://tornado.blog.shinobi.jp/Entry/91/

*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

Storm Photograph 2008-2012

2008年から2012年までの追跡記録写真とパノラマ写真を、アーカイブとして公開しました。その間、数万枚撮影していますが、全ては公開出来ませんので、その中から100枚強を選んで掲載しています。2013年版は、今シーズンが終了してから公開予定です。

■ Archive 2012 http://goo.gl/mJPYd
■ Archive 2008-2011 http://goo.gl/lvTBB
■ Archive Panorama http://goo.gl/jg3jG
■ Storm Glossary http://t.co/kOOeSJhBMr

今日は西日本が大荒れですが、明日は関東甲信地方でも荒れる予報が出ています。ストームチェイサー目線では楽しみなのですが、該当地域の皆様はどうぞお気を付けください。

■ 雷と突風及び降ひょうに関する関東甲信地方気象情報 第1号 (13/7/4)http://goo.gl/nOPQj

寒冷前線通過

寒冷前線の通過に伴い発達した、積乱雲の雲底。© Yutaka Aoki. All rights reserved.





気象・局地現象の記録、北関東スーパーセル1・2。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

竜巻注意情報の的中率

気象庁では2008年3月より竜巻注意情報が、2010年5月より竜巻発生確度ナウキャストが提供されています。竜巻注意情報の的中率を見ると、2010年の的中率は5%、2011年の的中率は1%、2012年の的中率は3%、有効期間外に発生したものも含めてこの数字です。あまりの的中率の低さに驚かれる方も多いと思います。2012年5月6日に北関東で竜巻が発生して以降、防災無線を通して情報が伝達されるようになりましたが、実際は竜巻注意情報が発表されても、気にせず屋外で活動される方が多いのです。2013年4月26日に栃木県に竜巻注意情報が発表されましたが、私が目にした光景は、農作業に励む方々、自転車で帰宅する学生の姿、犬を連れて散歩中の人、緊張感は全く感じられませんでした。多くの人が感じているのは「どうせ当たらないから」でしょう。本来の目的は注意喚起のはずですが、あまりの的中率の低さにオオカミ少年なってしまったんですね。

*竜巻注意情報とは・・・竜巻などの激しい突風に関する気象情報、警報・注意報ではない。

メソサイクロン

2012年に発表された竜巻注意情報は597回、うち的中は17回、的中率3%。↑写真は2012年7月17日、茨城県西部で撮影、約25km先の栃木県栃木市でダウンバースト発生(F0)。竜巻注意情報あり、有効期間内、竜巻ナウキャスト確度2。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

ガストフロント

2011年に発表された竜巻注意情報は589回、うち的中は8回、的中率1%。↑写真は2011年7月5日、茨城県筑西市で発生したガストフロント(降雹・落雷あり)。竜巻注意情報なし、竜巻ナウキャスト確度不明。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

ダウンバースト

2010年に発表された竜巻注意情報は490回、うち的中は23回、的中率5%。↑写真は2010年7月24日、栃木県真岡市でダウンバースト(F0)により発生した風塵。竜巻注意情報あり、有効期間外、竜巻ナウキャスト確度2。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

竜巻注意情報の有無にかかわらず、雷鳴が聞こえたら突風の恐れがあると考えていた方がいいでしょう。夕立クラスの雷雨でもダウンバーストやガストフロントは度々発生しています。被害報告・目撃情報のないものは発生数としてカウントされていないだけです。例として、2010年7月26日に霞ヶ浦の湖上で巨大な竜巻が発生、住民撮影の映像があるため発生数にカウントされていますが、被害報告がないためFスケールは適用されていません。Fスケールは実測値ではなく被害の大きさを表す等級なので、物的被害がなければ計りようがないのです。

*気象庁 平成24年(2012年)竜巻注意情報の発表状況 http://goo.gl/QNvtO
*気象庁 平成23年(2011年)竜巻注意情報の発表状況 http://goo.gl/5ZW63
*気象庁 平成22年(2010年)竜巻注意情報の発表状況 http://goo.gl/sGUwH

*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

改良藤田スケール - EF-Scale

2013年5月20日、アメリカ・オクラホマ州を大規模な竜巻が襲いました。現地メディアの報道によると、竜巻の強度はEF5に相当すると見られています。前日の19日にもオクラホマ、カンザスで、15日にはテキサスで竜巻による大きな被害が出ています。共通しているのは、何れも単独ではなく複数の竜巻が発生していることです。

アメリカ中西部に位置するオクラホマ州は、トルネードアレイのど真ん中。北にカンザス、南にテキサス、何れも竜巻の多発する洲です。トルネードアレイとは竜巻の通り道を意味し、日本ではトルネード街道とも呼ばれます。俗にトルネード街道と呼ばれるのは次の州で、オクラホマ、カンザス、テキサス、ネブラスカ、ミズーリ、イリノイ、アイオワ、アーカンソー、ルイジアナ、ミシシッピ、アラバマ、フロリダ、サウスダコタとコロラドの一部です。ロッキー山脈とアパラチア山脈の間に位置する中西部から南部内陸部は、アメリカ国内でも特に竜巻の発生頻度が高く、過去に何度も大きな被害が出ている地域です。過去20年の統計で、5月は竜巻が最も多発する時期です。

竜巻の被害を表す等級として、日本では藤田スケール・Fスケールが一般的ですが、アメリカでは2007年2月より改良藤田スケール・EFスケールが採用されています。藤田スケールで定義された風速と、実際の被害状況が近くなるように改良され、2006年にNWS(アメリカ国立気象局)によりEnhanced Fujita Scale(EFスケール)として公表されました。2013年5月現在、日本では従来型の藤田スケール・Fスケールが採用されています。

*Enhanced Fujita Scale http://www.spc.noaa.gov/faq/tornado/ef-scale.html(外部リンク)

EF0 軽微な被害(29~38m/s)
EF1 中程度の被害(39~49m/s)
EF2 大きな被害(50~60m/s)
EF3 重大な被害(61~74m/s)
EF4 壊滅的な被害(75~89m/s)
EF5 あり得ないほどの甚大な被害(90m/s以上)

当ブログでは従来型のFスケールを使用してきましたが、今後は日本で発生したものはFスケール、2007年2月以降にアメリカで発生したものはEFスケールと使い分けたいと思います。

ガストフロント

ガストフロント。写真はイメージであり、日本で撮影。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

*関連記事「藤田スケール - F-Scale」 http://tornado.blog.shinobi.jp/Entry/1/
*関連記事「トルネード街道 - Tornado Alley」 http://tornado.blog.shinobi.jp/Entry/8/

*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

日本の雷多発地帯

以前、世界の雷三大多発地帯を記事にしたことがありますが、今回は日本の雷多発地帯をランキング形式で書いてみたいと思います。一般的に、雷日本一は栃木県と言われていますが、実際のところはどうなんでしょうか?年間の雷発生日数で上位10県を記してみます。

*2011年のデータ集計であり、順位は常に変動しています。端数は四捨五入しています。

■ 1位 石川県 年間雷日数、42日
■ 2位 福井県 年間雷日数、35日
■ 3位 新潟県 年間雷日数、35日
■ 4位 富山県 年間雷日数、32日
■ 5位 秋田県 年間雷日数、31日
■ 6位 熊本県 年間雷日数、27日
■ 7位 鳥取県 年間雷日数、26日
■ 8位 島根県 年間雷日数、25日
■ 9位 鹿児島県 年間雷日数、25日
■ 10位 栃木県 年間雷日数、25日

上記の通り日本海側の県が多数ランクインしています。意外なことに、雷都宇都宮で有名な栃木県は10位でした。他にも台風や梅雨前線の影響を受けやすい沖縄県もランク外、年間22日で15位でした。最も少ないのは北海道で年間9日です。雷が最も多く発生するのは8月で、地域別に見ると太平洋側が約6割、日本海側が約4割となっています。30年間の平均値(1971年~2000年)を見ても、東京11日、大阪15日、名古屋17日、宇都宮24日、札幌8日、仙台9日、広島13日、高知15日、福岡22日、鹿児島23日、那覇21日、新潟31日、金沢37日、やはり日本海側で多くなっています。

上位10位のうち、実に7県が日本海側に位置する県です。本州から九州では4月頃から10月頃に日射による熱雷の発生が多くなりますが、冬に雷が発生することはほとんどありません。一方日本海では、晩秋から冬に大陸からの冷たい北西風と対馬暖流の温度差により雷雲が発生します。日本海で雷が多発するのは11月頃から3月頃です。つまり日本海側では1年中雷が発生し、シーズンオフがないことがわかります。日本一の雷多発地帯は、秋田県から鳥取県までの日本海沿岸部、中でも北陸地方が飛び抜けて多くなっています。

雷で有名な北関東ですが、栃木県は年間25日で10位、群馬県は年間20日で17位、茨城県は年間17日で26位でした。理由は雷の発生が5月から8月に集中しているためで、冬期には全く発生しない月もあります。逆に考えれば、夏季のみのデータで集計すれば、北関東も上位に入ってくることになります。栃木県が雷日本一なのは夏季の熱雷に限った話であり、トータルの雷日数では、石川県が断トツの日本一でした。参考資料、気象庁HP・雷の観測と統計。

*関連記事・・・雷三大多発地帯 http://tornado.blog.shinobi.jp/Entry/14/
*関連記事・・・Lightning Photography http://tornado.blog.shinobi.jp/Entry/47/
*関連記事・・・雷街道 http://tornado.blog.shinobi.jp/Entry/84/

雷

太平洋側は夏季に雷が集中し、冬期の発生はごく少ない。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

冬季雷の発生と同時に、冬の日本海では竜巻の発生数も多くなっています。内陸で発生するスーパーセルタイプの竜巻とは違い、海風前線や局地前線で発生する、非スーパーセルタイプの竜巻が多くなっています。冬季雷、非スーパーセルタイプの竜巻、豪雪、冬の日本海は独特の気象なんですね。冬季雷は日本海と北欧の一部でしか見られない、珍しい現象だと言われています。





*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

写真家・青木 豊

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