2014年5月9日午後、日本海を東進した寒冷渦に向かって暖かく湿った南東風が吹き込み、関東甲信地方で不安定な空模様になりました。関東地方のほぼ全域で、落雷や最大瞬間風速20m/sを超える強風が吹き荒れました。東京や宇都宮などで降雹、茨城県内では落雷による停電、強風による風塵が観測されたところもありました。
地元周辺は14時半~15時頃が荒天のピークでした。追跡中にアーチ雲を発見し、雲の真下に突入。通過中は最大瞬間風速20m/s前後の状態が15分~20分程度続きました。気温も10℃近く急降下、車に常備しているウィンドブレーカーを着込みましたが、それでも震えが来るほどの寒さでした。16時前には積乱雲が東に抜け、何ごともなかったような青空が広がりました。
この日の追跡の様子は、NHKニュース おはよう日本「竜巻を監視せよ」で放送されました。NHKのHPにも掲載されています。特集まるごと「
竜巻を監視せよ」(外部リンク)。
マーブル模様の雲は、激しい対流が起こっている証拠。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
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