2011年8月24日のアーカイブより日没直後の雷雨を掲載します。この日は暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で、日中は千葉県北部から茨城県の沿岸部で、夕方以降は北関東の内陸で対流雲が発達しました。栃木県宇都宮市では40mm/hの雨を観測、夜半過ぎまで栃木県内に雷雨をもたらしました。この日は茨城県と栃木県の県境付近から撮影していました。19時前、雲の切れ間から一瞬夕焼けが見え、音もなく雲間雷(Anville Crawler)が雲底を這うのが見えました。
日没直後、音もなく夕焼け空を這う雲間雷。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
雲内の雷光で積乱雲が照らし出される幕電。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
↑こちらは日没後の1枚、幕電(Sheet Lightning)です。積乱雲内部に稲妻が走り、雷光で雲が照らし出される現象です。雲の形により、プラズマボールのように見えることがあります。
昨年、カメラをマイクロフォーサーズに総入れ替えしました。日中の撮影では特に問題はないのですが、長時間露光の場合にはセンサーサイズの大きいカメラに分があります。1枚目の写真は14秒、2枚目の写真は96秒、何れもISO100でノイズリダクションはオフで撮影しています(α300使用)。RAW現像をしていても非常に扱いやすく、微妙なトーンも滑らかです。このあたりは今後の課題になるかもしれません。
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