今でこそストームチェイサーを名乗っていますが、始まりは雷撮影にはまったことでした。今から6年前の話です、雷の写真をブログにアップしたところ「偶然撮れたんでしょう?」的なコメントが書かれました。そのひと言が悔しくて、雷は狙って撮れる!と躍起になっていた時代の写真です。写真的にはイマイチですが、狙って撮れることを証明できた思い入れのある1枚です。そこから気象現象全般を撮影するようになり、気が付けば荒天撮影が生活の一部になっていました。
住宅地に迫る雲間雷、夜間の雷撮影は特に難しくない。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
この場所に稲妻を入れたいと思うと狙わなければ撮ることはできません。上の写真は画面左上、全体の1/4のスペースに稲妻が入るのを狙って撮影した1枚です。周りでピカピカ光っていても、ここと決めたら稲妻が入るまでひたすら粘ります。状況写真から一歩前進したいと思うなら、狙って撮ることです。常に向上心を持っていなければ失速します。
本場のストームチェイサーが使う、ライトニングセンサーという光に反応してシャッターが切れる機材がありますが、ワタシは一切使用していません。そんなものがなくても雷は撮れるんです。雷撮影は写真の技術だけでもダメ、気象の知識だけでもダメ、両方をバランス良く学ばないといけません。常に動きの速いものを見て目を慣らし、スポーツで反射神経を鍛えておくことも大事です。
事後報告ですが、CP+2013「
SILKYPIXブース」にて、写真をスライド展示していただきました!
こちらでご覧いただけます → Junk Photograph Blog Hyper!「
SILKIPIXブースで流れた写真」
*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。