2015年12月10日、西から低気圧が接近しているため、朝焼けを狙って茨城県桜川市にある富谷山の中腹に行ってみました。東の空が少しづつ明るくなり山の稜線がハッキリしてくると、朝焼けに染まり燃えるような高積雲が見られました。「夕焼けは晴れ、朝焼けは雨」そんなことわざがあるように、朝焼けは天気が崩れる合図です。よく知られている観天望気のひとつですね。
撮影中、ふと眼下を見ると煙が真横にのびていました。逆転層に閉じ込められて行き場を失った煙が、真横にのびている様子です。通常、高度が上がるほど温度が低くなりますが、放射冷却で地表の温度が低くなると、上空の温度のほうが高くなることがあります。冷たい空気が暖かい空気で蓋をされている状態、これが逆転層です(気温の逆転現象)。逆転層が地表に接している場合は接地逆転層と呼び、野焼きの煙などが上昇できずに横にのびていきます。冬の朝の風物詩です。
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