2014年7月28日、茨城県北部から県央部にかけて夕立がありました。特に荒れた様子はなく、雷鳴も聞こえませんでした。いわゆる夕立、夏の風物詩です。ここ数年の局地的な豪雨は凶暴さを増すばかり、夕暮れ時に涼をもたらす夕立の存在を脅かしています。
夕立に関連することわざに「夏の雨は馬の背を分ける」があります。夏の雨(夕立)は局地的で、ほんの数100m移動しただけで雨のエリアから出てしまう、そんな意味です。この場合の馬の背は、山の尾根を意味しています。夏の午後、友達と自転車でとなり町まで出かけ、夕立にあって駄菓子屋の軒先で雨宿り・・・そんなノスタルジックな気分にしてくれるのが夏の雨です。
衰退期のかなとこ雲、進行方向にガストフロントが見える。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
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