2014年7月17日、上空の寒気と暖かく湿った空気、日本海沿岸から北関東に停滞する梅雨前線などの影響により、広い範囲で大気の状態が不安定になりました。北関東や甲信地方の山沿いで発生した雷雲が平野部にも流れ込み、茨城県西部では夜の初め頃から激しい雷雨になりました。県内全域で18日早朝まで大荒れとなり、落雷による停電も県内各地で発生しています。
「雷が鳴ると梅雨が明ける」と言われるように、梅雨末期になると本州に停滞する前線の影響により昼夜を問わず雷が多くなります。他に「夜なる雷は長雨」と言う天気のことわざがありますが、この場合の夜なる雷は前線雷のことです。この日の雷雨はことわざの通り一晩中雷鳴がとどろき、翌朝まで激しい雨が降りました。
明日・明後日にかけて、より強い寒気が上空に流れ込み、荒れた天気になることが予想されています。3連休の方も多いと思いますので、お出かけの際には天気の急変にご注意を!出先でも降雨レーダーのチェックをお忘れなく!
このあと雨が降り出し、あっと言う間に土砂降りに。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
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