2014年6月13日、日本海を東進した寒冷渦と南からの暖かく湿った空気により、関東地方を中心に不安定な空模様になりました。昼前後は首都圏を中心に、午後は北関東を中心に荒れた天気になりました。関東1都6県で竜巻注意情報が発表され、一部で落雷や雹も観測されています。
寒冷渦が日本海を東進すると、関東の空は不安定になる。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
茨城県南西部では午前中より塔状雲や乳房雲が見えたため、天気が崩れるのも時間の問題と考えて昼前から天気の急変を待ち構えていましたが、実際に荒れ始まったのは16時前後でした。モクモクと発達を続ける積乱雲はあっと言う間に鉄床を形成、雲底には乳房雲が現れ、巨大なアーチ雲とともに壁雲も出現、スーパーセルへと成長しました。強い上昇気流の影響で、周囲の積雲が次々に吸収されていく様子は迫力がありました。
6月13日のダイジェスト、上空寒気によるスーパーセル。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
＊当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。 
