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カテゴリー「雑学 その他」の記事一覧

奥日光へ

2014年10月1日~2日、ちょっと遅い夏休みを頂いて奥日光へ行ってきました。仕事以外で出掛けたのは本当に久しぶりです。初日はあいにくの天気で霧が濃く、中禅寺湖周辺は何も見えない状態でした。翌日は早朝まで霧が残ったもののその後は快晴、絶好のドライブ日和になりました。竜頭の滝~戦場ヶ原~湯ノ湖周辺では紅葉が始まっています。標高1300~1400mの高地では、平地よりひと足早く秋の色を堪能出来ました。

中禅寺湖

紅葉

黄葉

湯ノ湖

中禅寺湖を覆う層雲、夜明け前に幻想的な景色が見られた。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

アメリカ取材後記!

ここ数日、停滞する前線の影響でスッキリしない空模様が続いている北関東です。今朝は最低気温が19℃台まで下がり、少々肌寒いくらいでした。先週までの猛暑が信じられないくらいで、何となく夏の終わりを感じる今日このごろです。

さて、8月24日の夜に放送された「情熱大陸」、多くの方々に見ていただき、本当にありがとうございました。気象災害が続いた直後の放送で、批判対象になることも覚悟していましたが、逆に暖かいメッセージを沢山頂き、感謝!感謝!の日々を送っています。昨年夏に放送された「奇跡の地球物語」の撮影が終了した直後に情熱のお話をいただき、それから1年以上も密着取材は続きました。日常生活をさらすのは勿論のこと、撮影対象が天気だけに、思い通りにことが運ばない焦りもありました。予告が放送された後も撮影は続き、放送日の4日前まで撮影は続きました。無事に放送できたことが何より嬉しく、やっと肩の荷が下りた気分です。撮影クルーの皆様、ご協力いただいた皆様、放送を見てくださった皆様、ありがとうございました!

落雷

放送日の4日前に、栃木県栃木市で撮影した落雷の様子。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

5月末から6月初めにかけてアメリカ取材を行いました。オクラホマ、カンザス、ネブラスカ、コロラド、ワイオミング、サウスダコタ、ノースダコタ、モンタナ、6日間の走行距離は4200km以上です。現在、アメリカには数千人のストームチェイサーが居ると言われています。その道だけで生計を立てるプロのチェイサー、ワタシのようにアルバイトをしながらチェイスする兼業チェイサー、休日のみチェイスするサンデーチェイサー、大きく分けると3つになります。プロとして活躍するチェイサーは全体の1割にも満たない数で、ほんの一握りの人だけです。



今回、チェイスに同行していただいたトニー・ロウバック氏も数少ないプロのチェイサーです。昨年エルリーノで亡くなられたティム・サマラス氏のチーム、TWISTEXの一員だった方です。彼はHail Storm(降雹)の追跡に長けており、雹が与える農業被害を減らすために、活動を続けていると言っていました。そして、とにかく仕事が速い!同業者に先を越されないよう、車に搭載したPCで素早く編集しテレビ局に送ります。通常、映像1本につき250~500$で取引され、竜巻の映像は1,000$だそう。複数のテレビ局が使用すれば、かなりの額になりますね。ちなみに、竜巻が撮影できた日のディナーはステーキだそうです。

降雹

スーパーセル

トニーさん

追跡を終えてインタビューに応じるトニー・ロウバック氏。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

追跡以外にも、シビアストーム予報の現場も取材させていただきました。オクラホマ大学内にある、ナショナルウェザーセンターです。こちらでは観測車両を見せていただいたり、気象研究者さんのお話を聞くことができました。竜巻の研究をされている研究者さんのお話を聞いたところ、映画ツイスターの世界観そのものでした。竜巻を目の前にしても動じないよう、特殊な訓練を受けて観測するのだそうです。観測したデータを3D化したものを見せていただきましたが、渦がある場所もハッキリとわかりました。このような研究のお陰で、早期警報が可能になったんですね。

まだまだ書きたいことは沢山ありますが、長くなってしまうためこのへんで〆たいと思います。残り僅かな2014年シーズン、ベストショットを更新できるような1枚を求めて頑張ります!

NWC

ツイスターでお馴染みの、牛が竜巻で飛ばされるシーン。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

ボクらの地球と情熱大陸

お盆休み明けの皆様、お疲れ様です。今朝はバイトが休みで、ワタシはのんびりです。昨夜、情熱大陸の予告を見たあと一人祝い酒を飲みました。長期に及ぶ密着取材でストレスも多かったし、相手は天気なのでこちらの都合に合わせてくれない焦りもありました。実際、7月8月の2ヶ月で4kg痩せました(やつれた!)。放送することが決まって本当に良かった!情熱大陸、8月24日(日)放送(TBS系、23時25分から)です!

情熱大陸(TBS系、夜11時25分~)http://www.mbs.jp/jounetsu/

そして、情熱大陸放送の3日前、8月21日(木)放送のボクらの地球、8月21日放送(BS朝日、19時から)にちょっとだけ出てます。気象予報士の半井小絵さんが、雷世界一でギネスブックにも認定された、ベネズエラ北西部にあるマラカイボ湖を巡っています。ワタシは国内編に少しだけ登場する予定です。どのあたりに出てくるのかわからないので、お見逃しなく!

ボクらの地球(BS朝日、夜7時~)http://www.bs-asahi.co.jp/ourearth/

さらに、8月22日(金)公開の映画、イントゥ・ザ・ストームのPRにも少々関わらせていただきました。是非、映画館の大きなスクリーンで体感して下さい!こちらもよろしくお願いします!先行して映画.com月刊シネコンウォーカーにインタビュー記事が掲載されています。

イントゥ・ザ・ストーム(8月22日公開)http://wwws.warnerbros.co.jp/intothestorm/

トルネードアレイ

アメリカロケ中のスナップ。移動距離は4000kmを超えた。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

チェイサーの気象学

関東の梅雨も開け、本格的に暑い夏がやって来ました。夏といえば突然の雷雨や豪雨がつきもの、日中の昇温が雨雲を発達させます。そんな夏に活躍するのは気象レーダー、気象庁をはじめ、民間気象会社、電力会社などのHPで無料で閲覧することが出来るので、使わない手はありません。初めはとっつきにくいかもしれませんが、慣れてくると何時間後に雷が鳴るか、雨が降るか、わかるようになってきます。ただで使えるものは最大限に利用しましょう。

雄大雲

積雲が成長し、雄大雲(雄大積雲)へと発達した様子。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

雷雨が発生する要因としては、上空と地上の温度差、湿気、風の収束などが主な原因です。ストームチェイサーは雷雲が発生する前に現場に到着し、雲の発達を待ち構えます。発生してからでは間に合わないため、先手を打つ訳です。とは言え、当たる確率は3割~4割程度。ハズレの方が大きいのです。最新の科学である気象レーダーと、先人たちの知恵である観天望気を駆使し、日夜悪天候を追っていますが、追跡者をあざ笑うかのように裏をかかれてしまいます。



2014年4~6月までの追跡ダイジェスト。落雷、豪雨など。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

気象現象に関してはひと通り勉強をしてきました。写真家である以上、被写体の特性を知らなければ撮影にならないからです。ただ、入り口は本当に狭く苦労の連続でした。気象関係の本というと専門用語が多く、読み手を選ぶ本ばかり。気象の素人が手を出しても2~3ページ読んだだけで挫折してしまう。そんな中、救世主的な2冊の本に出会いました。

1冊目は気象予報士の金子大輔さんの著書「こんなに凄かった!伝説の「あの日」の天気。過去の事例をわかり易く解説しています。写真やイラストも豊富で読みやすく、気象への入口が大きく広がったように思います。「そう言えば、こんなことあったなぁ~」的に読むことが出来る気象本です。ワタシが撮影したスーパーセルの写真も2枚掲載されています。

2冊目は気象庁気象研究所の研究者、荒木健太郎さんの著書「雲の中では何が起こっているのか~雲をつかもうとしている話」。雲の中で起こっていることを、イラストや写真でわかり易く解説しています。入り口のハードルは低いのに、読み終わる頃には気象の知識が付いているという、気象本の概念をぶち壊した1冊です。

おすすめ

電車の中やちょっとした待ち時間などにもサラっと読める。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

どちらかと言えば、文献よりも現場で得た知識のほうがはるかに有効で、論より証拠、百聞は一見にしかずの精神で、撮影時に体感したことを吸収するのがチェイサーの気象学です。ただし、それでは不十分なんですね。不足している部分を補うためには専門家の知識が必要なんです。上記の2冊との出会いは、改めて気象を勉強し直す良いきっかけになりました。

*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

雲で判断する荒天の前兆

雲底に現れる、奇妙なコブ状の雲を見たことがあるでしょうか?気流が乱れている時に現れる乳房雲(ちぶさぐも/英:Mammatus)です。コブの中には雨や雹が蓄えられており、強い下降気流が発生している証拠でもあります。独特の形状は気流の衝突によって形成されており、雲の中に発生した下降気流が上昇気流の力で持ち上げられている状態、今にもこぼれ落ちそうな滴(下降気流)を下から支えている(上昇気流)と思ってください。下降気流が上昇気流の力を上回り、支えきれなくなったところでコブの形が崩れ、雨や雹が一気に落ちてきます。

アメリカでは「低い位置に現れる乳房雲を見たら丈夫な建物に避難しろ!」と言われるくらい、危険な雲として認識されています。乳房雲が発達して漏斗雲に成長することもあり、竜巻の前兆として恐れられています。日本でも乳房雲の出現は荒天の前触れとされています。大雨、雹、雷、突風などが発生する恐れがあります。

乳房雲

寒気を伴う低気圧の通過時に現れた、層積雲の乳房雲。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

雲頂が垂直に立ち上がる雲が現れることがあります。上空に強い寒気が入り、大気の状態が不安定になった時に現れる塔状雲(とうじょううん/英:Castellanus)です。垂直に立ち上がる形状は上昇気流によって形成され、層積雲や積雲に見られた場合、短時間の間に荒天をもたらします。上空の冷たい空気は密度が高いため重く、地上へ下りてきます。一方、地上付近の暖かい空気は膨張して軽くなり、上へ上へと上昇します。異なる性質の空気がぶつかるところで対流(循環/流れ)が発生し、雨雲を発達させます。その過程で形成される雲が塔状雲です。

発達した積乱雲の降水域と無降水域の境には、ガストフロントによるアーチ雲や塔状雲が見られることが多々あります。それらの雲が通過した後、天気が急変し大荒れになります。アーチ雲と同様に、塔状雲も発達した積乱雲に先駆けてやってくる雲と認識していいと思います。

塔状雲

積乱雲の横に現れた塔状雲、大気の状態が不安定な証拠。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

積乱雲が発達して鉄床(かなとこ)状になると、雲頂部に毛羽立ったような雲、多毛雲(たもううん/英:Capillatus)が現れることがあります。発達を続ける積乱雲が対流圏界面に達すると、複雑な気流や強風の影響のより、雲頂部分が毛羽立ったような雲が形成されます。この状態は、対流圏界面に達してもなお成長を続けている証拠であり、スーパーセルに良く見られる特徴です。このような雲が通過する際には、豪雨、雹、雷、竜巻などの突風が発生することが多くなります。見た目にも迫力があり、空の王者に相応しい威風堂々とした姿です。

通常、積乱雲の寿命は30分~1時間程度ですが、多毛雲が見られるまでに発達すると、2時間近くも勢力を維持することがあります。激しい現象が長時間続くため、道路の冠水や落雷による停電などを引き起こします。直撃されたらなす術がなく、通りすぎるのを待つしかありません。

多毛雲

雲頂には多毛雲が、かなとこの左下には塔状雲が見える。© Yutaka Aoki. All rights reserved.

*当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

写真家・青木 豊

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