2014年3月21日、風塵撮影の帰り道、車を走らせていると積雲から尾流雲がのびているのが見えました。普段ならスルーしてしまうところですが、見た目の迫力はスーパーセル並、見逃す手はないと思い脇道に入って撮影してきました。特に荒天をもたらすこともなく、パラパラと小雨が降った程度で消滅してしまいました。尾流雲は副変種のひとつで、雨や雪が地上に落下する途中で蒸発してしまい、糸を引くような形で現れます。巻積雲、高積雲、高層雲、乱層雲、層積雲、積雲、積乱雲に見られます。ちなみに、尾流雲というネーミングは、Virga(ビルガ)の訳語だそうです。
積雲からのびる尾流雲。白くもやもやした部分が尾流雲だ。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
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