1週間ほど北陸に行ってきました。石川県、福井県の沿岸部を中心に車で移動しながら取材をしてきました。今回、冬季雷について、宿の方や昼食で入った飲食店の方など、地元の方々に色々とお話を伺ってきました。12月~1月頃になると黒い雲が近付いて雷が鳴り、雹が降ったあとに雪になるそうです。寒鰤の時期と重なるため、地元では「鰤起こし」と呼ぶのだそう。特に12月中旬頃には、夏の北関東と同様に毎日雷が鳴るのだとか。小松市、能美市、白山市、野々市市、金沢市周辺で落雷が多いそうです。冬季雷の特徴として、1回の放電で活動が終わってしまうため「一発雷」と呼ばれています。
ちなみに、冬の北陸は天気予報が全く当てにならないとも聞きました。実際、滞在中にも晴れの予報が出た日に雪が降り漏斗雲が現れました。北関東に多いスーパーセルタイプの嵐と違い、北陸は季節風と対馬暖流による温度差で発生する局地全線や海風全線の影響が大きいといいます。予報はあくまで参考程度だそうです。
漏斗雲が現れた。寒気による局地全線の影響と思われる。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
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