2014年1月19日、未明から早朝に掛けて関東地方を気圧の谷が通過したため、地元茨城県筑西市では初雪が降りました。昨シーズンは12月1日に降っているため、1ヶ月半以上も遅い初雪です。茨城県南西部から栃木県南東部付近は関東平野で最も冷え込む地域ですが、冬期はカラカラに乾燥していて雪はほとんど降りません。肌を刺すような乾いた寒さが特徴です。積雪は、多い年でも年に5~6回程度でしょう。雪に不慣れな地域なため、僅かな積雪でも障害が発生します。今回も1cm~2cm程度の積雪でしたが、茨城県警の発表では県南地域・県西地域で100件以上のスリップ事故が発生しています。
雪に不慣れな地域では、僅かな積雪でも障害が発生する。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
夜明けと同時に晴れ間が広まりましたが、昼前から午後に掛けて再び雲が多くなり、積雲・層積雲が広がりました。雲底には尾流雲も見え、冷たい北風と相まって見た目にも寒々しい1日になりました。太陽周辺を断片雲が通ると彩雲も現れ、変化に富んだ雲の表情を見ることが出来ました。
太陽を直視するのは危険、彩雲の観測には注意が必要。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
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