2014年1月22日、前夜、栃木県足利市周辺から茨城県方面に向かって車で走行中、21時頃から雨が降りだし、栃木県小山市を通過する頃には霙(みぞれ)が、茨城県結城市を通過する頃には霙から雪に変わりました。一夜明けて、地元茨城県筑西市周辺の積雪は1cm程度でしたが、7時頃から急激に気温が下がり霧が立ち込めました。路面の凍結に加えて数10m先も見えないほどの濃霧、車のハンドルを握る手にも力が入りました。下の写真は筑西市南部で撮影しています。
地元、茨城県南西部から栃木県南東部周辺は、放射冷却の影響を受けやすく非常に冷え込む地域です。晩秋から早春頃には放射霧がよく見られます。放射霧とは、放射冷却により地面周辺の空気が冷やされ、空気中の水蒸気が凝結することで発生する霧です。
お日様が顔を出し、気温が上がると放射霧は消えてゆく。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
視程1km未満を霧、視程10km未満を靄(もや)と呼ぶ。© Yutaka Aoki. All rights reserved.
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