暗雲にわかに一陣の風

2016年4月19日、寒気を伴う気圧の谷の通過により、北関東で雷雨が発生しました。16時過ぎ頃には茨城県西部でアーチ雲（アーククラウド）の発生を確認、通過に伴い東風が強まり、通過後には北寄りの風に変わり土砂降りになりました。当日、撮影地付近で風が収束していたようで、積乱雲の最前面にガストフロント（局地前線）が発生していたようです。

2016年4月16日、茨城県近代美術館で開催されたワークショップと講演会は無事に終了しました。お越しくださった皆さま、運営スタッフの皆さま、ありがとうございました！







＊当サイト内で使用している写真は全て管理人自身による撮影です。写真の無断転用は厳禁です。

春の空は不安定

2016年3月28日、上空に強い寒気が流入した影響で関東甲信など広い範囲で雷雨になり、宇都宮や東京で雹や霰が降りました。当日は栃木県南部、真岡市～宇都宮市～上三川町～下野市～小山市で追跡を行いましたが、北関東ではほとんど落雷もなく雨や雹が中心でした。日没ころには雨も落ち着き、雨のエリアは東京や埼玉に移りました。









例年、桜が咲く頃になると上空の寒気や爆弾低気圧の影響で荒れた天気になります。春は季節の変わり目、日本の上空で冬と春が鎬を削っている状態です。そして雹や霰が降ることが多いのもこの季節です。2016年シーズン、いよいよスタートです！

4月16日（土）茨城県近代美術館にて講演会・ワークショップを行います。お申込みはお早めに！
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/event/lecture/index.html

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火災旋風 - ヨシ焼き2016

2016年3月26日、春の恒例行事、渡良瀬遊水地のヨシ焼きが行われました。雨の影響で1週間遅れの開催になった今回のヨシ焼きですが、数日前の雨と遅霜の影響か煙は上がれど炎は上がりませんでした。毎年条件が違うため、こればかりは始まってみないとわかりません。火の勢いはいまひとつでしたが、火災旋風は私が確認しただけでも4つ発生しました。ヨシが焼けた後の火が燻ぶっている状態で発生したもので、小さいながらもしっかり渦を巻いています。炎の熱による上昇気流と風、地形効果も加わって発生する火災旋風は神出鬼没です。煙や煤で可視化しますが、時に火柱が上がることもあります。ヨシ焼きが終わると桜の開花状況が気になる時期になり、本格的な春の訪れを感じます…そしてシーズンインも間近です！2015年の火災旋風 動画



4月16日（土）茨城県近代美術館にて講演会・ワークショップを行います。
http://www.modernart.museum.ibk.ed.jp/event/lecture/index.html

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